ミツバチ不足と農家

農家とミツバチ

先日、「ミツバチが盗まれた」というニュースが放送されていたが、大した問題ではないと最初は軽く考えていた。しかし、それは深刻な問題であることがTBSの「噂の現場」を見て分かった。

 

日本の農家では、花が咲いた作物はミツバチの受粉作業によって実を付けることが出来るが、このミツバチが最近激減しているという。ミツバチが不足すると、ミツバチの受粉に頼っていた農作物(イチゴ、スイカ、メロン、かぼちゃ、茄子、梨、等々)の栽培が出来なくなる。日本の農家は大ピンチである。

 

実は、このミツバチが大量に不足する事態は米国では3年前から起きているらしい。
では、何故ミツバチがいなくなったのだろうか?

 

■第一の理由
子を増やすためには元気な母体が必要だ。ミツバチの女王蜂は何と国産では無く、オーストラリアからの輸入ものだった。しかし、その女王蜂が何とダニに感染していた結果、輸入が禁止となったらしい。では、蜂がダニに感染していて何故、輸入が出来ないか?
それは、蜂が牛や豚と同じ家畜扱いだからということである。

 

■第二の理由
田んぼなどの害虫を駆除する農薬が原因でミツバチが多量に死んでしまった。
ミツバチ死亡説に、ネオニコチノイドやイミダクロプリドを使った農薬やフィピロニルもしくはフェニルピラゾール殺虫剤とするがある。

 

■第三の理由
「蜂群崩壊症候群(CCD)」とする説。蜂群崩壊症候群とは、セイヨウミツバチの群れが1週間から1ヶ月など短期間で大量にいなくなる現象のこと。原因としては、ミツバチの神経系に障害が出る農薬の使用や長距離移動によるストレスが指摘されている。(主に米国や欧州)

 

しかしこれらは今まさに議論が始まったばかりである。

 

 

 

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対策案・代替案

では、ミツバチがいないとすれば対策案や他の代替え案はあるのか?

 

1.人海戦術
農作物の量が少なければ、受粉させる作業者の数を増やせば出来るだろうが、農作物が多種多様にわたる。また、受粉させる作業も一度でうまく行くとは限らないので1個の作物に対して何回も行わなければならない。従って、中々人が増えたからってうまく受粉させることは出来ない。

 

2.他の蜂
ミツバチの替わりになる蜂はいるらしい。ミツバチは帰巣本能があるため、受粉作業後は自分たちの巣に帰ってくれるが、他の蜂では帰巣が出来ないため受粉はしても、周りに飛び続けてしまうため適さない。

 

結論から言うと、未だに良い代替え案はなさそうだ。このままでは、スイカやメロンがスーパーに出回らなくなる日が来るだろう。スイカだけでなくメロンやイチゴが食べられなくなる!

 

4月からスイカの交配時期を迎える某農協では「必死にミツバチを集めている」と言う。
手作業の受粉も視野に入れて考えなければならない状況で、各農家では人手不足だけでなくミツバチ不足にも悩まされている。一日も早い対策を求める。

 

 

 

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ミツバチの大量失踪

雑誌AERA(11.3.7)号には、面白い記事が掲載されていた。

 

その記事によれば、アジアでは古くから在来種の東洋ミツバチによる養蜂が各地で行われていたが、やがて西洋ミツバチが一世を風靡して、蜂は密をとるころでなくて、果樹や野菜の授粉用に大規模に利用されるようになった。

 

現在、国内で飼育されている蜂の大半は、西洋ミツバチで、そのうちの9割が授粉用目的の農具として使われている。つまり、ミツバチはもはや家畜である。

 

このミツバチ達が一斉に突然どこかへ失踪してしまうという現象が起きているという。蜂たちを人工的に飼育したことによる過剰のストレスが原因で、そこにダニ、ウィルスや農薬などの負荷がかかり蜂の生態系が攪乱されて起きた蜂群崩壊症候群(CCD)ではないか?

 

しかし、原因は未だ不明であり、米国では大問題となった。

 

その点、日本の在来種を含む、東洋ミツバチは種の多様性が保持されて、環境変化に強いということで見直されている。

 

日本のミツバチ達よ頑張れ!

 

 

 

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