越境文学

越境文学とは

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最近、日本の文学界では外国人作家の活躍が顕著になっている。その中で、昨年は中国人でははじめて楊逸氏の「時が滲む朝」が芥川賞を受賞し、今年度の文学界新人賞をイラン人女性のシリン・ネザマフィ氏の「白い紙」が受賞した。

 

「越境文学」とは、『移住や亡命などによって母語から離れ、移住先の言語(非母語)で創作する作家達の文学を「越境文学」と呼び、日本では日本語を母国語としない作者による日本語作品のこと。そもそも越境文学は、20世紀以降、植民地における宗主国と先住民文化との衝突から生み出されたもので、特定の文化からの逸脱や離反、抵抗が題材となる。』(プレジデント 2009.8.3号より)

 

欧米出身の現代日本語作家として、リービ英雄氏、デビット・ゾペティし、アーサー・ビナード氏が活躍しているが、今後は中国や韓国、日経ブラジル人の作家が出てくる可能性があるとのこと。楊逸氏の芥川賞受賞作「時が滲む朝」は、8万6000部を発行して文芸賞としてはヒット作となった。

 

 

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文学界新人賞とは

今年4月に発表された「第108回文学界新人賞(文芸春秋主催)」は、イラン人女性のシリン・ネザマフィ氏の「白い紙」が受賞した。外国人の受賞は07年の中国人女性の楊逸(ヤン・イー)さん以来2人目で、漢字圏出身者以外の受賞は初めて。

 

シリン・ネザマフィ(Shirin Nezammafi, 1979年 - )は、イラン・テヘラン出身で日本の大阪府に在住している在日イラン人の女性小説家。ペルシャ語を母語とするが、日本語で小説を執筆している。彼女は、神戸大学大学院工学研究科を修了し、大阪の大手家電メーカーにシステムエンジニアとして勤務。受賞作「白い紙」はイラン・イラク戦争下での若者を描いた青春小説。

 

■文学界新人賞とは

Wikipediaでは、『文學界新人賞(ぶんがくかいしんじんしょう)は 文藝春秋が発行する文藝雑誌『文學界』の公募新人賞である。年に2度募集され、前期の受賞作は『文學界』6月号、後期の受賞作は同12月号に掲載される。受賞者には賞金50万円と記念品が与えられる。規定枚数が400字詰原稿用紙で100枚程度と、他の純文学系文芸誌が主催する新人文学賞と比べ短めであることが特徴的である。』

第1回(1955年)受賞は、 石原慎太郎氏の「太陽の季節」。

 

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